こんにちは。
愛知の司会・バイリンガルMCの
五艘英里です。
Give and Take
ではなく
Give and Give and Give
であれ。
自らの結婚式で
そう、当時の上司に言われ
その意味をつい最近
身に染みて理解した
と、ご自身の部下(新郎様)にメッセージを受け継ぐ主賓のご挨拶がありました。

そのご上司の奥様は
毎日おにぎりを
握ってくれるそうです。
「そのおにぎりを持って、僕は毎日出社するんです」
奥様に日頃の感謝を込めて
記念日のプレゼントのリクエストを聞いたところ
「毎日一生懸命働いてきてくれるあなたに
私が出来ることは
おにぎりを握ることくらいなんだから。
なんにも、いらないわ」
「あなたがお腹をすかせたら
かわいそうだから
これからも、握ってあげるわね。」
こう、おっしゃったそうです。
「なんて出来た嫁かと思った」
と、涙目まじりの笑顔で語るご上司。
プレゼントは要求しないけど、おにぎりは握る。
あなたがお腹をすかせたら、可哀想だから。

TEDという番組で
組織心理学者のアダムグランドさんが
こんな話をしていたのを聞いた事があります。
世の中の人は
大きく3つに分けられる。
一つはGiver(与える人)
一つはTaker(うばう人)
もう一つはMatcher(その間をいく人)
アダムさんが営業マンやエンジニアや医学生
あらゆる組織を網羅した調査によると
生産性、成績が最下位の人は
常にGiverの人だそうです。
逆にトップの人も
必ず、Giverだそうです。
では生産性の高いGiverは何が違うのかというと
「受け取ってもいい事を知っている」との事。
「恩送り」「ペイ・フォワード」という言葉もありますね。
与える方がいい
受け取っていい
相手にお返しするだけが感謝の形じゃない。その分、他の誰かに親切にしたっていい
シンプルなようで
奥深いです。
マインドブロックも、やっぱりあったりしますよね
(なんだか自分ばかりが尽くして損した気持ち・・・)
(こんなにしていただいて、お返しもせず、許されるわけもない・・・フルフル、など)
この世の大多数、↑動画によると、全体の56%が
Matcherだそう。
Matcher(Give and Take を使い分ける人)のいいところは
相手に合わせられるところ。
相手がGiverなら
自分もGiverになれる。
何だか分かる気がしてしまいます。
毎日おにぎりを握る奥様のエピソードに
TakeよりもMatchよりも、Giveが心地良い関係性は
周りの人まで、こんなに温かい気持ちにさせてくれるのだと
教えていただきました。

それにしても、ご自身の結婚式で、ご自身のご上司から授かったアドバイスを
奥様の姿をもって身に沁みたとおっしゃって、部下の結婚式で受け継がれるお姿、本当に素敵でした。
ちなみに、奥様へのプレゼントは、もちろん奮発されたそうです。言うまでもありませんが…
AND STORYの 司会・バイリンガル司会は 画像 または こちら をクリック
AND STORYの 話し方研修のご紹介。詳細は以下の画像、またはこちらよりご確認ください。
コメントをお書きください