ネガ・ポジ変換って聞いた事ありますでしょうか?
元々、画像処理の世界で使われる言葉だそうですが
アンミカさんの発信などを通じて
その響きの通り
ネガティブを、ポジティブに。
という意味で、広く親しまれています。
司会も、この言葉のネガ・ポジ変換らしき事を行います。
結婚式といったおめでたい空間での一例をご紹介します。
- 最初はお互いに全く興味がなかった
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- →「少しずつお互いの魅力を知る中で徐々に惹かれあった」
- 告白してくれなかった
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- →「自然な気持ちでお付き合いをスタートした」
- ケチ
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- →「堅実でしっかりした方」
- すぐ怒る
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- →「情熱的でポリシーがある」
- 口うるさい母
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- →「愛情深く、手をかけてくださった母」
もちろん、お二人の感情に対して、司会が 「いい」「悪い」をジャッジする事はありませんが
2人の想いが、より素直にゲストに伝わる表現を選んでいきます
そして「 」内の言葉のほうが、実はお二人にとってしっくる来る事の方が多いと感じます。

出会い方なども、ストレートなご紹介をお二人がためらわれている場合には
全くご紹介しない事も多くありますが(不自然ではないので)
- ネットゲーム
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- →「共通のご趣味を通じて」
- ナンパ
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- →「新郎の一目惚れで」
- 合コン
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- →「ご友人皆さんでの集まりの場で/お食事会で」
という感じで、お二人に事前にご提案した上でご紹介したりもします。
これらはほんの一例で
どれも言い方を変えただけで「真実」を述べています。
アンケートやインタビューで、時に少し謙遜気味の表現で答えてくださる言葉
その言葉を起こさせている真相にフィットしそうな表現を
司会から改めてご提案させていただくイメージです。

このネガ・ポジ変換は、心理学で「リフレーミング」というそう。
リフレーミングとは「出来事を意識的に捉え直す事」
何も結婚式の司会だけではなく
日常生活のあらゆる場面で出来る事だなと思います。
例えば職場で、どうしても好きになれない人と付き合わなければいけないとき
- この上司は何にも考えてない
-
- →軽やかでリラックスした上司
- 厳しすぎる
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- →手を抜かずに真剣に向き合ってくれる
- 性格が悪い
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- →表現が不器用
- 自己中心的
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- →自分の成長にひたむき
思考って、自由なのですね。
こう考えると、苦手な人も少し、付き合いやすさを感じるかもしれません。
思考のネガ・ポジ変換をしていくと
日常生活のかけがえのない瞬間、瞬間を
前向きなエネルギーで彩ってゆけます。
この癖付け。やってみるとけっこう楽しいので、ぜひ試してみてください。

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