普段と違うシチュエーションに緊張するのは、人として当たり前の反応ですが
震えや動悸が出てしまうと、少しでもリラックスしたいと思うものですよね。
どうしても震えや動悸を「抑えたい」と思うと、逆に緊張が増幅する事があるので
そんな時に取り組みやすい、具体的な3つを、ご紹介したいと思います。
1.緊張している自分を認め、震えてもいいと許可を出す
もし、震えなどの症状が無視できない場合は
いっそ「震えてもいい」「かっこよく見えなくてもいい」と、自分にそっと許可を出してみてください。
不思議と、そうやって力を抜いたときのほうが、体が落ち着いてくるものです。
「完璧じゃなくていい」自分も受け入れることで、心の余裕が生まれます。
そして、緊張するという事は、それだけ大切に想っているという事だと思います。
真剣な自分を否定せず、「頑張ってるね」と受け入れてみてください。
自分を抱きしめるような感覚で、第三者のように自分を見つめながら
出来れば少し目を閉じると、じんわりと、呼吸が整ってゆきます。

2.吸って、深く吐く
緊張している時は、大体呼吸が、気が付かないうちに浅くなっています。
これを整えるように「ゆっくり吐く」ことに意識を向けます。
吐くときに副交感神経が優位になって
リラックスできるので
4秒吸って、8秒吐く
5回、呼吸に意識を向けて繰り返せば1分間の呼吸瞑想になります。
この時、手先や腿などを軽くさするのもおすすめです。
「今、自分の身体に触れている」という感覚が、
意識を“今ここ”に戻してくれて、緊張の渦から少し距離を取ることができます。

3.自分のルーティンをつくる
緊張を和らげるためには、「これをすれば落ち着ける」という自分なりのルーティンを持つことがとても効果的です。
たとえば、首や肩をぐるぐる回して体を温めること。身体がほぐれると、心も自然とゆるみます。
私の場合、本番前には必ず固く絞ったおしぼりでマイクを拭きます。
風邪予防の意味もありますが、「これから始まる大切な時間」のために、自分と場を繋げるような感覚もあります。。
道具を整えることで、自然に身が引き締まる。どんな職業にも言えることだと思います。
ぜひ自分だけの“身が引き締まる習慣”を見つけて、本番を迎える心と体のスイッチを入れてみてください。

まとめ
緊張とうまく付き合うコツって、「どうにかして抑えよう」と戦うよりも、
「今、緊張してるんだな」と、そっと寄り添うことかもしれません。
呼吸やストレッチ、自分なりのルーティン。
いろいろ試してみるうちに、少しずつ「自分の整え方」が見つかります。
心と体にやさしくアプローチしながら
うまく波に乗る。
そんなふうに緊張とつき合えたら、少し気が楽になりますね。
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